お湯に浸けると柔らかくなる素材、「おゆまる」。
私が子供の頃からあります。
(しばらく雑談が続きますので、本題から読みたい方はもくじから移動していただけますと幸いです)
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おゆまるの思い出
忘れもしない、小学校一年生の頃の話。
「おゆまる」を手にした私、そのなんともいえない「不思議な物体感」に魅了されていました。
嬉しくて学校に持って行ったところ、友達が「欲しい!」と言います。
しかも、私が最も大切にしていた「ラメ入り透明」のおゆまる。
「うん、いいよ、半分こしよう!」
他の色であればそのまま一本差し上げるつもりでしたが、お気に入りカラーだったので、半分にカットして分けることにしました。
そこで私が取り出したのは「肥後ナイフ」。
(肥後ナイフなんて、小学校一年生にしたら渋いですよね。
当時の担任の先生の教育方針で鉛筆は肥後ナイフで削るように指導されていたので、全員筆箱に一本常備していたんです。
現代ならケガのリスクを考えて、まずやらないでしょうね)
ちなみに肥後ナイフはこんな感じのもの。
校庭の花壇のレンガの上に「おゆまる」を置き、肥後ナイフで半分に切り始めた私。
硬くて、ゴムみたいな弾力もあるし、結構切りづらい。。。
結果、おゆまるではなくて、左手の親指を切りました。
今思えば、お湯に浸せば簡単にちぎれるんですけど……小学校一年生ですから、そう簡単には熱湯を使わせてもらえないこともあり、硬いままカットしようとしたんですよ。
幸い、そこまで深い傷ではありませんでしたが、まだ一年生ですし、それなりに大騒動になりまして。
すぐに病院に行くことになったため、切断途中のおゆまるは友達にすべて差し上げることに。
こんなことになるなら最初から全部差し上げればよかった、、、なんてことを思ったのでした。
それ以来、私にとって「おゆまる」は若干のトラウマでもあり、目にすることも、手にすることもありませんでした。
そして月日は流れ……
大人になってから、100均で「おゆまる(※)」を発見したときの衝撃たるや!
(※)ダイソーなどでは「おゆプラ」という名称のようです。
「あの「おゆまる」が100均で手に入るのか!」という驚き(私が子供の頃はレアアイテムだったもので)。
そして蘇る「肥後ナイフでおゆまるを切ろうとした思い出」。
さらに「今こそおゆまるリベンジを!」という思い。
そそくさと「おゆまる」をカゴに投入したのでした。
購入してしばらく放置していたのですが、やっと試してみることができたので紹介します。
チェコガラスっぽいものを作りたかった
「おゆまる」は熱湯に浸けると柔らかくなるので、そのまま粘土のようにこねて遊んでもよいのですが、「型を取る」という用途にも使えます。
先日テレビ番組でチェコのガラスボタンを見かけて、その美しさにうっとりしまして。
作ってみたい!と思ったんです。
とはいえ、ガラスですから、相当高温のバーナーが必要ですし、自分で作るのは無理。
ガラスじゃなくても、レジンなら、それっぽいものを作れるかな、と思いました。
ためしに、手元にあるボタンの型をおゆまるでかたどりして、レンジで作ってみようかなと。広告- - - - - - - - - -
ひとてまの戦い
全体の流れ
準備するもの
・おゆまる(おゆプラ)
・熱湯
・手ぬぐいなど
・わりばし
・お気に入りのボタン
・レジン液
手順
① 熱湯におゆまるを浸す
私は電気ポットで沸かして保温してあるお湯(90℃くらい)を使いました。
おゆまるを浸すと、わりとすぐにふにゃっとしてきました。
お湯から取り出して、軽く水気を取ります。
(私はこのときにティッシュを使ってしまったのですが、ティッシュだとはりついてしまうので手ぬぐいなどのほうがよいです)
② ボタンをおゆまるに押し付ける
おゆまるの成形もせず、とりあえずボタンをぎゅうぎゅうと押し付けました。
冷えておゆまるが硬くなったら、おゆまるからボタンをはずします。
③ レジン液を流し込む
とった型にレジン液を流し込みます。
青と緑の二色を使いました。
あとは乾かすのみ。
私はUVライトを持っていないので、太陽光で乾かしました。
④ 乾いたら、型から取り出す
バリなどありますけど、意外とちゃんとできました。
かなり細かい凹凸も反映されています。
ガラスボタン風の大きめボタンで型をとれば、それっぽいものもできそうです。
つかいみち
アクセサリーの素材にしても良いと思いますが、ラッピングのシール代わりに使うのもありかな、と思います。
樹脂が透明なので、透明なOPP袋などにつけると効果的な気がします(薄手の両面テープで接着)。
もらったほうは捨てづらそうなので、ちょっとアレかもしれませんが。
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