毛糸の質感があまり好きではないのに、冬になると編み物をしたくなる、という矛盾した状況に陥る私。
ただ手を動かしたいだけかもしれないので、手軽に試せる「毛糸 de リリアン」にトライしてみたものの、私の編みもの欲は満たされず、結局はかぎ針編みを始めてしまいました。
かぎ針編みは、小学生の頃にマフラーを編んで以来(その後何度かとりかかりはしたのですが、完成する前に飽きて放置してばかり)。
そんなかぎ針編み初心者の私、「今回こそは途中でやめずに最後まで編むぞ」と決意。
何を編むかの選定は重要ですよね。
ここを妥協すると、結局中断することになりますので。
・毛糸の質感は好きではないので、直接肌に触れる系はNG
・難しくて挫折しそうなものはNG
と思っていたところ、以前TV番組の「すてきにハンドメイド」で紹介されていた三角ショールのことを思い出しました。
ショールなら、洋服の上から羽織るのでチクチクを感じにくいし、技術的に難しすぎるわけでもなさそう、ということで、GO!
さてさて、参考にしたのは『NHKすてきにハンドメイド 2018年10月号』。
表紙の写真に載っている三角ショール、色合いが素敵で、どんな服にも合いそうです。
かろうじてマフラーを編んだことがあるレベルの人間でも、こちらの本を見ながら編み上げることができました。
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完成までの戦い
使用素材
いつ中断するかわからなかったので、毛糸は全て100均で揃えました。
・オフホワイト(ダイソー)
・グレー(セリア)
・ブルー~パープル(グラデーションになっているもの)
・ネイビー
の四種類。
全部で11~12玉くらいは使用したかと(記憶が曖昧ですが)。
作業のようす
最初のうちは、編み方をいまいち理解できておらず、何度もほどいては最初からやり直しました。
私の場合、初期の段階で妥協すると、たとえ完成させても「ああ、ここ妥協しちゃったんだよな……」と思って使わなくなってしまうのです(変なところだけ完璧主義……)。
5~6回やり直しつつ、やっと22段目くらいまできました。
毛糸を変えるタイミングは、『NHKすてきにハンドメイド 2018年10月号』にある編み図そのままではなく、少しアレンジしています。
このくらいまで編むと要領がつかめてきます。
繰り返し作業も多いので、編み図なしでも編めるようになってきます。
この後、『NHKすてきにハンドメイド 2018年10月号』によれば、51段まで編んで、最後にフリンジをつける、という手順になっています。
私は、フリンジは要らないと思ったので、52段まで編んで完成としました。
完成
途中経過の写真をあまり撮ってないので、いきなりですが完成した三角ショールの写真です。
広げるとかなり大きいです。
測ってみたら、幅は190 cmくらいありました。
写真の右下あたり、ボコッとなっている部分は、ショールが波打っており、それが蛍光灯の影となってしまいました。
少しアイロンを当てればよかったのかな。
上手な方は波打ったりせずに平坦な仕上がりになるのだと思われますが、初心者にしてはまぁまぁ合格点かなと思っています。
肩にかけるとこんな感じ。
胸元で結ぶのもよさそうです。
コットンの糸で編めば、チクチク感もないので、ストールのように首にぐるぐる巻けそう。
私は手前にくる部分を、腰の後ろにまわして、帽子クリップで留めて使ったりもしています。
そうすると、手を洗うときなども、ショールの端が落ちてこず、濡れるのを気にする必要がなくてよいです。
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おわりに
真冬に編み始め、しかも時間がなくて放置の時期もあったので、三角ショールが完成したとき季節はもう春になっていました。
外で使うのは季節外れですが、まだ寒い日もあるので、しばらく自宅で使ってみようと思います。
使い心地がよければ、春用にコットンでもう一枚小さめのものを編もうかな、なんて思っているところです。