ひとてま戦隊アレンジャー

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【試作】ダイソーの合皮はぎれでスマホケース作ってみた

ケースに入ったスマートフォン

ダイソーの合皮はぎれでスマホケース試作

ダイソーの合皮ハギレとマジックテープを使ってiPhoneSE(第二世代)用のスマホケースを作ってみました。

※試作段階のため、少々遠回り(ほどいてやり直したり)している箇所があります。

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(本題の前に)なぜ今更スマホケース?

感染症対策のため、帰宅時に一応スマホを拭いています。

アルコールは機器によくないので、ほんの少しの洗剤を含ませた乾いた布で画面・背面をぬぐう程度ですが、やはり機器に影響がないか心配。

スマホ全面を覆うことができれば、本体にはウイルスがつかないはずなので、
外出時:ケースあり、自宅で使用時:ケース外す
みたいな感じで使うスマホケースが欲しい。

しかし検索してみるものの、画面まで覆えるものはあまりない(まあ、操作性が悪くなるので当り前ですよね)。

ラップでくるんだりもしてみましたが、外で使うのはちょっと恥ずかしい気も。
ということで、試作してみることにしました。

条件は
・できるだけ全面を覆う形式に
・薄くて軽い
・カバーをつけた状態のままネットくらいはできる
・(レジでのバーコードスキャンもできればなおよし)

に設定して、手を動かしていきました。

使用素材

合皮ハギレ、画面保護フィルム、接着剤

使用素材

・合皮はぎれ
・多目的フリーザイズ画面保護フィルム
・皮革用接着剤(Gクリヤー)
・マジックテープ
※すべてダイソーで購入できます。

試作のようす

合皮はぎれをとりあえず封筒型にしてみる

縦長に丸めた合皮はぎれが5本並んでいる

合皮はぎれ

ダイソーで買った合皮ハギレを使用。

とりあえずスマホがちょうど入るくらいの袋を作ってみます。
(元々スマホに装着していた耐衝撃用のケースごと入るように設計)

合皮はぎれでスマホをくるみ、だいたいのサイズ感を決定。

合皮ハギレで包んだスマホ

合皮はぎれでスマホを包んでみる

スマホの厚みを考慮して、0.7~0.8センチ程度の縫い代をとることに。

合皮はぎれを中表にして。

合皮ハギレの端を縫ってみる

合皮はぎれは柔らかいので、通常のミシン針・糸で縫えました。

ミシンで縫う

一旦ひっくり返して、スマホを入れて、逆側もサイズ合わせ。

いったんひっくり返してサイズ確認

印をつけたところから0.7~0.8センチ程度の縫い代を追加。
中表にして、縫っていきます。

縫えた

余分な部分をはさみで切りまして。

余ったところをカット

裏返してみた。

裏返してスマホ入れてみる

おお、ちゃんとスマホが入りました。
サイズ感はこれでOK。

スマホを入れてみたところ

画面部分をくり抜く

画面が見えるように、合皮はぎれをくり抜いていきます(下の写真では、フタは裏側に折っています)。

紙で簡単な型紙をつくりました。

ここをくりぬく

油性ペンでおおよその形をうつしまして。

くりぬく部分を油性ペンで印つけ

カッターで切り付け(このとき、下の合皮まで切らないように)てから、ハサミでくりぬきます。

カッターではさみの刃が入るようにしてからハサミでくりぬく

画面部分をくりぬくことができました。

くり抜くことができた


隅の縫い代がちょっと邪魔だったので、三角形にカット。

隅の縫いしろが少し邪魔なのでちょっとだけカット

この状態でスマホを入れてみると……

スマホ入れてみた

合皮はやわらかいのと、けっこう大きくくり抜いているので、画面の端がへにょへにょになってしまいます。

ということで、この窓にフィルムを仕込みます。

くり抜いた部分にフィルムを設置

フィルムはフリーカットタイプのものを使用。

フリーサイズ液晶保護フィルム

剥離紙は剥がさずに使ってみる

本来は剥離紙をはがし、液晶画面に貼って使用する商品ですが、とりあえずこのまま(二枚重なった状態で)使ってみます(ある程度硬さが欲しいので)。

ケースの窓よりも1センチ弱大きいサイズにフィルムをカット。
窓部分に入れてみると。

フィルムを入れてみた

よさそうなので、ケースを裏返して、フィルムを接着剤で貼ります。

接着イメージ

接着

合皮が接着剤を吸うので、ムラができてしまいましたが、足りないところには補強しつつ、乾燥させます。

乾燥させたらひっくり返して……。

(ピンチ) ひっくり返すことができない……ので一旦ほどいた

ケースを表にひっくり返そうとすると……フィルムにバッキバキに折り目がついてしまう&剥がれそうであることに気づきました(できるにはできるけれど、いろいろ台無しになりそう)。

ということで、、、最初にミシンで縫ったところをほどくことに。。。

縫い目をほどいた……

最初から型紙を描いていればこんな遠回りはしなくてよかったのですが…。
しかも、このように広げた状態のほうが接着などもしやすかった、、、。

まあ、試作ってこういうものだ、ということで。

ケースを表にして縫い直す

縫い直す

縫い代を折り込んで、表側から縫い直していきます。

縫い直し

縫い終わりました。

表側から縫い直した

スマホを入れてみると。

スマホを入れてみる

わりとピッタリ。よかった。

ちなみに、フィルムに接着剤(Gクリヤー)がついてしまったところは、消しゴムで落とせました(※接着剤の種類によっては落とせないものもあります)。

余分な接着剤を消しゴムで除去

ホームボタンなど必要な所に穴をあける

ホームボタン、トップボタン(上のとこ)がくるところに穴をあけます。

(※ケースの上から操作したいところですが、さすがに指紋認証などは難しそうでした。ラップ程度の厚みなら指紋認証もできるので、外で使用するときは、ホーム&トップボタン部分にだけ小さくカットしたラップを仕込むことにします)

ホームボタンの印をフィルムにつける

油性ペンでだいたい印をつけて、カッターで切り抜きます。

カッターで切り抜く

下の合皮を傷つけないよう注意。

ホームボタン部分切り抜いた

ちょっと油性ペンの黒インクが残ってしまっていますが、、、アセトン系の徐光液などで落ちるはずなので、とりあえず先に進みます。

つづいて、トップボタンの部分をくりぬいていきます。

スマホをケースに入れてみて、感触でトップボタンの位置をさぐり、油性ペンでマーキング。

トップボタンの位置に油性ペンで印

カッターで切り抜き

トップボタンのほうはちょっと小さいので、他の部分に傷をつけないよう慎重に。

マジックテープで留める

市販のものはマグネットで留めるタイプが多いのかなと思いますが、私は磁気が影響しないか気になってしまう(かばんの蓋のマグネットでICカードがダメになったことがある)ので、見た目はアレですが、マジックテープで留めることにします。

マジックテープ

本来ならば、合皮と色を揃えたいところですが、家にあったものでとりあえず試作。

フタ側は、ミシンで縫えるので、そのまま縫い付けました。

蓋になるほうにやわらかい素材

逆側は、袋状になっており、ミシンでは縫えないので、接着剤でつけることに。
マジックテープの幅が広いと外から見えそうだったので、半分くらいの幅にカットしてあります。

マジックテープに接着剤を塗る

 

マジックテープの素材がナイロン?っぽいので、つけられるか不安だったのですが、重しをして乾燥+足りないところはマメに接着剤を追加したら、開閉に問題ない程度にはしっかりつきました。

マジックテープ設置後

これで一応完成です。

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完成

正面側

裏(フタ)側

スマホ入れてみると。

スマホケース完成

 

使い心地

フィルムは粘着面のあるほうを剥がすことにした

ある程度の固さが欲しかったので、フィルムは二重のままスマホケースに貼りましたが、やはり操作性が悪かったので、粘着面のあるほうをはがして、一枚の状態で使うことにしました。

かなりペラペラなので、ちょっと心もとない気もしますが、とりあえず。

レジでのバーコード読み取りもできた!

レジでクーポンなどを提示して店員さんにスキャンしてもらうとき、ただでさえ読み取りづらいことが多かったので、自作のケース越しだとかなり厳しいかなと思っていたのですが。

なんと、すんなり読み取ることができました。
これは嬉しい。
読み取れないと、ケースから出すのが面倒ですからね。

改善点

カメラ部分の切り抜き

今回、ストラップを優先したがために、レンズのある側にスマホケースの蓋がくる仕様にしてしまったので、カメラが使えず。。。

たくさん写真を撮るときは、容量や電池を気にしなくていいようにコンデジを持ち歩くので、当面は問題ないのですが、それでもスマホのカメラも使えたほうが便利だよなあ、と思うので、ここを改善していきたいですね。

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