購入時にもらったメガネケースが大きくてカバンの中で邪魔になりがちだったので、硬めのお菓子の箱で作ってみました。
※紙を使用していますので、あくまで簡易的なものです。
重いもの(本など)と一緒にカバンに入れるとつぶれる可能性がありますので、強度をお求めの場合はおすすめできません。
また、水に塗れる環境での使用も、あまり適していません。
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メガネケースが大きいと持ち歩きたくない
私、超のつくド近眼。
-10Dに近いです。
視力検査の一番大きいランドルド環すら、相当近づかないと見えないレベル。
外出時はハードコントタクトレンズを着用していますが、万が一落としたら迷子になる確信があるので、メガネの持ち歩きは必須。
風の強い日はゴミが入って、道端でレンズを外すこともありますしね。
でも、メガネ購入時にもらったケースって、、ごろん、としていて大きいんですよね。
おそらく、どんなメガネにも対応できるようなサイズにしてあるのでしょうが。
メガネケースが大きいと、小さいカバンにはおさまらなかったりして、ちょっと不便。
そこで、100均などでコンパクトなメガネケースを探してみたのですけど……やっぱり大きくてかさばるものが多い。
そんなとき、ふと目に入ったのが、いただきもののお菓子の空箱。
箱についている絵がかわいいので、珍しくとっておいたものです。
「これ、メガネケースにちょうどいいサイズなのでは??」
思い立ったら、ひとてまアレンジャーの出番です。
お菓子の箱がメガネケースに変身するまで
1 お菓子の箱を準備
使った箱は、資生堂パーラ―のストロベリーチーズケーキ(一口サイズ)が入っていたもの。
箱の選定にはポイントが二つありまして。
① 硬めであること
紙なので、そもそもの耐久性はあまり期待できませんが、それでもできるだけ長持ちさせたいですよね。
また、いくら簡易的なケースとはいえ、メガネが速攻でつぶれては困る。
というわけで、ある程度の強度(硬さ)は必要です。
ただし、硬すぎても加工がしづらいと思うので、このあたりの塩梅が難しいですね。
感覚としては、「たかが箱なのに、随分良い紙使っているな」という感じのやつです。
高級系のお菓子の箱などが適していそうです。
② 箱の大きさがメガネに合っていること
箱の高さ(厚み)がメガネを畳んで寝かせたときの高さと合っているかどうかも大事なポイント。
箱のほうが少しだけ大きい、くらいがベストですね。
メガネ(を畳んで置いた時)の高さよりかなり大きいという場合でも、加工して使えると思いますが、ちょっと面倒かもしれませんので、できるだけ近いサイズの箱があるとラッキーです。
ちなみに、私が使った箱の高さは3.5cmで、私のメガネの高さとピッタリ一致しました。奇跡的!
2 箱を開く
箱の糊付けされている部分を丁寧にはがします。
カッターの刃を当てて、そっとはがすと良いです。
3 幅を決める
開いた箱の端にメガネを置いてみて、まずは横幅を決めます。
サイドの片側は、元々あった蓋やフラップの部分を利用します。
反対側には蓋とフラップを作っておきます(単に箱の幅を狭めるイメージ)。
不要部分(斜線部)はカット。
カット後、新たに造った蓋やフラップは折り返したりして、折り目をつけておきます。
このまま直方体の箱として、再度組み立てて利用してもいいのですが、省スペースのために三角柱にしていきます。
4 三角柱にするため、側面を加工
三角柱になるように、側面の形を変えます。
三角柱の形に組み立ててみて、面の形に沿って蓋に線を引く。
そこから差し込み部分のために1センチ程度を残し、カットします。
差し込みの形状も適宜調整。
さらに、余分なフラップはカットします。
下の写真の赤点線でカットするイメージです。
(後に接着するほうのフラップを残してあります。)
カット後、展開させたみたものがこちら。
5 いったん確認
接着前に、一旦組み立ててみます。
おお、形になってきた!
6 内側にフェルトと補強材を貼る
メガネのレンズが接する部分には、傷防止のためフェルトを貼ることにしました(写真水色で囲ったところ)。
メガネクロスを敷くだけでも良いですが、フェルトを貼ることで補強もされると思います。
フェルトとは別に、補強材として、もう一枚厚紙を張り付けることにしました(写真黄色線で囲ったところ)。
ここに貼る厚紙は、たまたまあった歯磨き粉の箱からとりました。
いずれも、木工用ボンドで接着しています。
あと、最初に箱を解体したときの、はがした部分が不格好だったので、そこにはマスキングテープを貼りました。
7 側面を接着
フェルトや補強材のボンドが乾いたら、側面を接着していきます。
写真の緑色の丸印のあたりに木工用ボンドを塗布。
手前のフラップと接着します。
ボンドがある程度乾くまで、手で押さえておいたほうがよいです。
ボンドが乾いたら、メガネを入れてみて、サイズなど確認。
形としては出来上がりました!
8 マニキュアやニスで全体を補強
いかんせん紙なので、角や切断面からダメになっていく可能性が高い。
なので、角や切断面にはマニキュアのトップコートを塗って保護しました(気休め程度かもしれませんが)。
マニキュアのトップコートは100均のものを使っています。
全体的に補強したい場合は、ニスを塗るとよいと思います。
(私も近いうちにニスを追加する予定)
大きな刷毛があれば、わざわざニスを調達せずとも、トップコートを全面に塗るのでもよいかも。
ニスの場合、スプレータイプなら楽そう。
晴天時の屋外作業にはなりますが。
(後日談)
コーティングが施してある紙だったので、水性ニスをはじいてしまい、うまく塗れませんでした。
そのまま(元の紙のまま)使用していますが、特に劣化もせず使えています。
9 完成
トップコートやニスが乾いたら、お菓子の箱からつくるメガネケース、完成です!
開閉用のマグネットをつけてもよいのですが、マグネットは磁気カードなどへの影響が気になる(※)ので、私は簡単にゴムで留めました。
(※)小さいものや磁力の弱いものであればほとんど影響はないとされていますが、一度Suicaをダメにしてしまった経験があります。
寝かせた状態。
立たせた状態。
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おわりに
省スペース、軽量化を目指して、紙の箱で作ってみたメガネケース。
購入時にもらったケースと比べると、こんなにもコンパクトになりました。
厚みが半分くらいになっていますね。
実際、カバンに入れても、全然邪魔じゃなくなりました。
立てて(長い方がカバンの底面に対して垂直になるように)入れることもできるようになりました。
立てて入れると、他の物の重みがかかりすぎることもないし、カバンの中がパッと見渡せるし、すこぶる快適です。
これだけコンパクトなのに、コンタクトケースも入ります。
割とすぐ傷んでくるかもしれませんが、カバーテープなどでうまく補修しつつ、使っていけたらな、と考えています。
経年変化など、追加で報告します。
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後日談 いまだに使っています(追記2023年4月)
すでに3年以上(!)使用しています。
外観は傷んできましたが、壊れたりすることもなく、十分使えています。